本日は縫製加工現場へ訪問。教えていただいた情報を少し。
縫製加工現場の減少と二極化に時代の流れを感じました。
どこへ行く日本の縫製加工現場。
メイドインジャパン、日本製は注目され、爆買いの対象にもなっています。その注目とは裏腹に加工の現場では二極化の道を歩んでいます。
ある縫製工場は途切れる事なく仕事のオファーがあり、お断りする事も多く常に数ヶ月先まで仕事があります。一方、力尽き廃業を選択した工場も多数あります。
オーダーする側にも責任がある。
現場にヒアリングすると、未だに信じられないオファーをする会社が結構ある事を聞きます。
例えば 20年前の価格を当たり前の様に要求する会社。サンプルオーダーレベルの仕事を量産価格でかつ短納期でやれと強要する会社。断ると悪態を取る会社など。
少なくはなりましたが、まだまだありますと聞きました。
しぶとい会社は学んでいる。
オーダーの途切れることの無い現場は、当たり前ですが常に学んでいます。
法人、個人など会社の大小に関わらずアンテナを張っています。
新しい機械の情報、流行、資金面の銀行との交渉、人的な動きなど。
雑談の中にオーダー側が学べる事が多いのが特徴です。
現場とは50%と50%の関係となる。
縫製加工現場は今や下請けではありません。戦略的な重要なパートーナーで、現場を失う事はイコール自社の存続を危うくすることに匹敵します。
人には隠れた能力がある?
世の中には器用な人が意外な所に潜んでいます。また、自分で気付いていない潜在的な器用な人も結構います。
ある現場から聞いた話しです。「未経験の若いママを採用して少し練習させたらすぐ覚え、今や重要な部分を担当だよ。」「やっぱり若さだ」とそのオーナーは言っていました。
年齢では無いと思いますが、やって見たら意外に出来た的な話しは多いのは事実です。
本日のまとめ
個人ファクトリーの増加へ。
ネットの時代になり、場所を問わず色々な事が出来る環境になりました。もの作りも同様に、法人、個人を問わず更に場所さえも限定せず「ものつくりへの思い」さえあれば可能です。
今後はこの「思い」を持った個人ファクトリーが増加していくと考えています。
二極化の最終形態は、「大」か「小」です。力ある縫製加工現場と能力がある個人の加工現場の時代になっていくでしょう。
アウトドア・アトリエではそんな隠れた能力ある人をサポートします。
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