革用裁断抜き型を使う。

バックパック作りには、ブログでのご紹介通り大小様々な道具を使用します。単純な形状の道具ですが、非常に奥深く、一つ一つ紐解けば日本における産業の歴史と推移を語らなくてななりません。

今回ご紹介する道具は、「革裁断用抜き型」です。
「ナイロン生地」や「テープ類」はハサミでも切ることができます。事実、サンプル1個作りの時には、前回ご紹介記事の「裁断屋」は使いません。自分で一つ一つ丁寧に切ります。

ただし、革パーツだけは非常に難しく、「革裁断用包丁」をもってしても簡単ではありません。革が固く、革の切り口がキレイにできません。

そんな時には、「革用裁断抜き型」を使います。革パーツは共通して使う場合が多く、まとめて裁断して在庫しておきます。

抜き型

「革用裁断抜き型」の素材はいわゆる「ハガネ」です。
作り方は非常にアナログで、高さ2cmほどのベルト状になったハガネ板(あらかじめ刃が着いている)を、紙の型紙に沿って道具を使い少しずつ曲げていきます。まさに職人芸です。
この仕組みを開発した会社が、スウェーデンの会社なので
「スウェーデン鋼(こう)抜き型」と業界では言っています。

抜き型2

低コストでスピーディな仕上がりのため定着しました。

アウトドア・アトリエではオールレザー製の商品は数少なく、
革素材を使う部分は、バックパックのボトム部分かパーツ類が中心です。
革は天然の「味」と「経年変化」が楽しめます。化学繊維にはない良さと考えています。

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