Think Memo No.030 東京 高円寺商店街について考える。

Think Memo No.030 東京 高円寺商店街について考える。

東京に高円寺という古くからの街がある。新宿からJR中央線で4つ目だ。今や、サブカルチャーと音楽、古着屋の個性的な街である。
当然、最初はごく普通の街並みであった。高円寺等街の個性的な変化を考える。

現状のポイント
1)大規模商業施設が無い。
駅ビル、など大規模商業施設が無い。今や、メイン駅であれば、駅ビルがありそこに、飲食店、ショップが入っているのが普通なのだが、
高円寺にはそれが無い。

2)地元商店会の力が強く、再開発が困難を極めた。
駅前地区には、大小17の商店街があり、複雑に入り組んでいるので、再開発の合意を得ることが簡単では無い。

3)音楽関係者が住んだことをキッカケに、若者文化の街へと変化した。

4)わざわざ来る、観光地化した街となった。

5)年代層が幅広い街である。
古着屋、雑貨屋、飲食店目当てに来る若者。古くから地元の住人。外人。年代層が非常に幅広い。
幅広い、年代層が行き交う街は、今や稀有である。

6)古くからの商店は、経営者が高齢化し、やがては閉店となる可能性がある。そんなお店が多数ある。

高円寺

今後の高円寺商店街の変化。

1)入り組んだ街並みは、防災には極めて弱い。

2)商店街のお店の入れ替わりが早くなるだろう。古着屋と飲み屋だけでは先が見える。

3)お店の家賃が高騰すれば、ビジネスとしては難易度が高くなる。

4)高齢化社会に対応した街並みへの転換が必要。