Think Memo No.042 加工現場に行く。変化する加工現場。現場には解決策があるか?

Think Memo No.042 加工現場に行く。変化する加工現場。現場には解決策があるか?

久しぶりの現場だ。梅雨前のひと時、本日は加工の現場に行き、問題点、将来性等ディスカッションした。
数年後には、確実に、今以上に加工現場減る。

後継者不在の日本の中小企業の行く末。

最近、耳にする話だ。中小企業では後継者が確実に不在である。本音は身内に継がせたいが、将来の日本を考えると、サラリーマンを
勧める。これは理解できる。

知人の社長は、将来は、身内に限らず「やりたい人」に継がせたいと言っていた。
もはや、身内では難しいと言うことである。

この考え方は、今後の日本の中小企業の承継問題のスタンダードとなるかもしれない。
廃業するよりは、やりたい人に継続して経営してもらうことだ。

事実、現場ではそう考える経営者が相当数いるらしい。

裁断機

 

更に二極化する加工現場。

これは、あらゆるビジネスに言えることだが、仕事は集まるところには集まる。会社のサイズには関わらず、忙しい状況だ。
仕事の集まるポイントは何かと考えた。

1)出来ることが明確である。出来ないことはやらない。
2)経営者が几帳面である。
3)一度受けた仕事は、途中で投げ出さない。
4)製品の仕上げまで安心して、任せられる。
5)価格が常識の範囲である。

今後は、加工現場はパイの取り合いとなる。

頼りになる加工現場は、今後、更に減少しパイの取り合いとなる。
仕事量なのか、資金投入なのか、何れにしても、弾かれる業者が続出する。

加工現場は下請けではない。運命共同体なのだ。

共に、問題を解決する方法を考え、実行できる関係作りをしなければならない。
50%,50%の対応な関係だ。この関係を築けない経営者は、退場を余儀無くされる。

仕事を出してやる的経営者は、ここには居場所が無い。

途中の風景