Think Memo No.058 付録付き雑誌のバッグを考える。雨後の筍の様な乱売を憂う。

書店はいつから、バッグ販売コーナーとなったのか?雑誌もコンテンツよりも、付録がメインとなってしまった。
それも同じ様な物ばかりである。本当に消費者のためにだろうか?
時折、驚く程の商品が付くが、バッグ関係では無かった。

付録のバッグの品質は、それなりであり、決して納得できるレベルでは無い。

価格から言えば、その品質は当然なのだろう。書店で付録付き雑誌を見かけると、幼き原体験につられ購入してしまう。
子供の頃、雑誌を買うことが何より楽しみだった。雑誌の内容よりも、付録に心振るわせた。
ものづくりの原点は付録を作ることから始まったかも知れない。

付録のバッグの品質は、プロから見れば正直?マーク。

時折、ブランド物バッグが付録として付いている。ブランド管理は大丈夫なのかと心配する。
バッグを手にとって見ると、品質は100円ショップと同等。決して悪い物ではないが、数年間使えることはないだろう。

エコの観点から、どうなんだろう?

毎月、色々な会社の雑誌には、バッグ、袋物がついている。年間の販売数を考えると相当な数量だ。
心配なのは、バッグとして使われているのだろうか?

付録バッグは、知恵は使っていることは間違いないが、それはコストダウンのみ。

基本は、全力のコストダウンだ。生地、ファスナー、テープ、バックル、全て、低コスト部品ばかりである。
決して我々が、使わないレベルの物である。

仮に、中国の工場に、このレベルのパーツをオーダーすると、必ず言われる。
「この品質で大丈夫ですか?」と。

あと何年、この状態が続くのだろうか?