縫製加工において、直線縫いこそ難易度が高い。簡単な様で奥が深いのだ。決して舐めてはいけない。ミシンを扱う基本が揃っている。
商品により異なる縫い代、素材の違いによる段取りの違い。
ここ2日間、職人として加工を中心とした仕事をした。ブログにも書いているが、直線縫いが簡単な様で実は奥が深いことを再び感じた。
直線を完璧に縫うことはなかなか出来ない。90%レベルだ。
数ミリの単位で設計されている商品は、特に難しい。一瞬の気の緩みで流れが変わってしまう。
全神経を使う必要があるのだ。
アクセル、左右の手、自分の感性、タイミングなど 集中力が必要だ。
直線縫いのポイント
1)縫い代の設定
バッグの縫い代は、6-8mmが中心だ。しかし商品によっては 5mmの設定もある。
2)アウドアバッグは基本的には10mmの設定をする。
3)ある程度スピードがあった方が直進性は良い
4)素材により 伸び率が違う。数枚、縫えば理解出来る。
5)マシンのメンテは重要。油は必須。
6)ミシンのクセを見抜き、理解すること。
どのミシンにも必ず、クセがある。それはすべて異なる。直進性、回転、アクセル、など。
体に覚えさせる身体化が必要。
7)直線縫い用の定規は、有った方が良い。しかし、頼ることなかれ。
直線縫いで始まり、直線脱いで終わる。それが縫製加工。