アメリカのビンテージファブリックの中に「フィードサック」と呼ばれる布がある。
1800年代後半にアメリカで使われていた家畜の飼料を入れるための布袋だ。
(それ以前は無地の布袋であったが、販促用にプリントを施して流行した。)
物がない時代だからこそ、大切に使い回した。
フィードサック生地の布袋をほどいて、パッチワークや洋服に再利用した。
使えるものは、簡単には捨てることはしない。
再利用し、より良い物を作ることが、主婦の腕の見せ所。
写真の布はもう十数年前にアメリカの専門店に問い合わせてやっと手に入れたフィードサック。
ポップな明るい色合いはシンプルなキャンバス地との相性がよく、生地も柔らかいので加工するにも最適である。
エコの時代だからこそ、再利用という考え方は取り入れたい。
廃棄することは簡単だ。ゴミ焼却炉も以前とは違い、パワフルなので、金属以外は燃えるらしい。
しかしながら、再利用は意外にコスト高となり、販売価格に反映されてしまう。
物が有り余る時代だからこそ、知恵を使い、再利用することを考える時代に入った。
ひとりものづくり起業家の出番なのだ。知恵と技があればチャンスはある。
スタートすることが重要だ!