Think Memo No.133二極化する加工の現場。忙しい工場とヒマな工場。

知人の縫製工場のオヤジ曰く、忙しい工場とヒマな工場の差が激しいらしい。
その差が日々開き、ヒマな工場は最終的には閉めてしまうとのこと。

更に加速する、世の中の二極化。

勝ち組み、負け組。嫌な表現だがここ最近使われているキーワードだ。
言葉の定義が明確では無いので、理解しがたい。

一つ言えることは、加工の現場では忙しい工場は、年中忙しい。
仕事が切れる事がない。そうでもない工場は自然消滅していく。

差別化のポイントは、何でもこなす積極的な姿勢。

古くから言われてる、法則はここでも生きている。「出来ない」と簡単に言ってしまう工場は、取り残されて行く。

「一度はやって見る」この姿勢がある工場は、生き残る。簡単だ。
「知恵を振り絞る」労力を惜しむ工場は、これからの時代、生きてはいけない。

「仕事はいくらでも出て来る」。しかし、人手不足で受注出来ない。

2020年からの数年間、この傾向がもっと顕著に現れ、混沌とする。
この期に乗じて、積極的にチャレンジした所のみ、次世代への入場券を手に出来る。

ポイントは、組織のアメーバ化だ。自社で出来ない加工でも、仲間を使えば可能となるかも知れない。発想に壁を作ったら終わりだ。

「現状、これ以上は無理だわ。」というところまで行く事だ。
これが生き残りのポイントだ。非常にシンプル。
アスリートと同じ感覚かも知れない。