縫製加工で感じる時間感覚。それは古くからの命題であるが、時間の長さの感じ方の違いである。人間の感じる時間の長さは、本当に感覚により異なるということを身を持って感じた。
同じ60分でも異なる不思議さ。
加工に没頭していると 60分はアッというまだ。2時間くらいすぐ経ってしまう。集中しているからなのか、その60分は長くは感じない。
3時間ほどの時間経過は早い。時給仕事ならば確実にかせげる。
手を動かしていれば、確実に資金へと変わる。
時間感覚は集中の度合いで決まる?
本当に不思議だ。同じ60分でも、状況により感じる時間の長さが違う。
どうやら、集中していると、他のことを考えないので、時間の流れが早い。
嫌なことをする時は、余計に気を使う。それゆえ、何度も時計を見たり、気が散るのである。その結果、長く感じるのではないだろうか?
適度なリズム感が、時間の感覚を早く感じさせる。
ミシンの音は、リズムに乗っていると心地良い。環境BGMのごとく、集中力をアップさせる。一定リズムのミシン音がポイントだ。
手こずった商品で、途切れ途切れの加工では、集中出来ない。そのため、時間も長く感じる。一定のリズム感が無くなるのだ。
一定のリズムのミシン音は集中力を増加させ、時間感覚を充実した時間に変える。
その結果、時間が短く感じる。