Think Memo No.167 47年前の悪夢再びか?トイレットペーパー騒動。変わらぬ人間心理。

1973年、第4次中東戦争を皮切りに、オイルの国際化価格が急騰した。日本に、石油が入らなくなると日用品が無くなるとの噂が広まった。その時に、買いだめされたのが、トイレットペーパーだった。
いわゆる、オイルショックという騒ぎである。

今日、店頭からトイレットペーパーが無くなる。47年前とほとんど変わらない人間の思考回路。

本日、別件で買い物に行った。通常は溢れている、トイレットペーパー、ティッシュペーパーの棚が空っぽ。
噂には聞いていたが、まさか、自分の住んでいる地域でこの騒ぎが起こるとは考えてもいなかった。
棚に全く無いのだ。

ハフポスト日本版より

原因を調べると、誰かがつぶやいた一言で始まったこの騒ぎ。いわゆる、デマ。

マスクとトイレットペーパーの材料が同じなので、中国から入荷しないとの事。少し考えればわかる事だが、
ものづくりの経験の無い人には理解出来ないだろう。

マスクの素材は、不織布という化学繊維。トイレットペーパーは水溶性の紙。作る工場も、機械も全く違う。
また、トイレットペーパーの98%は国産である。在庫も豊富。

 

変わらない人間の心理、だからこそ、ひとりものづくり起業家は正しい道を選ぼう。

商売人は正しき道を行かなければ行けない。必要な人に、必要なタイミングで、適正な価格で売ることが商売人である。これは、人類が物々交換を始めた、時代から変わらない本質だ。

デマ、噂話に乗ってはいけない。ましてや、高額な転売は厳禁だ。一瞬、暴利を得るが、必ず破滅する。
これは歴史が証明している。

人の心は変わらない。ゆえに人の足元を見た暴利は、滅びる前兆である。適正なタイミングと適正な価格が本質。