Think Memo No.204 二極化する縫製工場。生き残るポイントは普遍的。With CORONAを生き抜く。

日々、あらゆる業種、業態で倒産、廃業が増えている。幸い、自分と直接関係ある会社、個人には無い。ただし、この先は全く分からない。混沌としているのが現状だ。

コロナ禍でも忙しい縫製工場はある。付加価値を提供できる工場は生き残る。

知人の縫製工場は忙しい。アパレル全滅と言われる世の中でも、新規の依頼が途切れない。
その理由を考えると、普遍的なポイントが3つある。

1)常に新しいことにチャンレンジしている。自社の得意で無い商品もとりあえずは挑戦する。
2)客先を選ぶ。対応になれる会社としか取引しない。現状でも、工場側に仕事を出してやる的な会社があるらしい。上から目線の対応。
3)他社に出来ない、独自の技術を磨く。仕組みで仕事をすることを考える。

factory

ダメになる工場には3つの理由がある。

1)新しいことにチャレンジしない。過去、稼いだ仕事のみ固執する。時代が変わったことに背を向けている。薄々は気が付いているのだが。
2)付加価値を作る努力をしていないから、価格がドンドン下がる。儲からなくなる。
3)いつか、時代が元に戻ると、心の底で密かに考えている。日々、耐えるのみの経営。

二極化の極化は更に拡大する。生き残りの必殺裏技は無い。普遍的なことばかり。

激変するコロナの状況でも、忙しい工場のポイントは普遍的だ。どんな商売にも共通する。
この先変わることが無いだろう。

大切なことは、歴史から学ぶことだ。激動の時こそ、歴史書を紐解く意義がある。
年長者の話を聞いても良いだろう。先入観を持たず、自分で正しく考えることだ。

二極化する縫製工場。付加価値を提供できる工場は生き残る。