Think Memo No.212 機械は音を出し訴える。時々は、機械の声を聞こう。

MINIが気になる音を発した。故障と言う訳ではないが、日頃、機械の音には気を使っている。
知人のメカニックに確認してもらう。

プロフェッショナルメカニックは、機械の音に全身全霊を注ぐ。

人間の作った機械は、必ず音を出す。あえて機械から音を出す様に作られている。
それは、好不調を音を通じて、現在の状態を表現するためだ。

メカニックは経験値でそのことを理解している。全神経を耳に集中させて、機械の声を聞く。
訴えていることが、手に取る様に分かるらしい。

神経を集中させて音を聞く

ミシンも訴える。調子の良い音。悪い音。

ミシンも機械だ。やはり音で好調と不調が分かる。調子の良い時は、ミシンはリズム感良い音を刻む。油が無くなり、調子が悪くなると必ず異音がする。

そんな時はミシン油を少しだけ差す。機械にミシン油が伝わると、音が変わり出す。
経験値を積むと、原因の判断ができる。

ものづくり起業家は音に敏感になろう!

自分の使う道具、機械には敏感になり、時折音を聞こう。必ず、何かを訴えている。
道具とは面白いもので、真摯に向き合うと必ず答えてくれる。

音を聞く際、こちらの状態はニュートラルである必要がある。先入観が入ると正しい音が聞けない。自分で解釈をしてしまう。機械の発する、真実の音のみが正しいのだ。

機械は音を出し訴える。ひとりものづくり起業家は、音に敏感になろう。