1959年、イギリスでデザインされた、クラッシックミニ。2001年、BMWより再ブランディングされスタート。メーカーが変わってもMINIのコンセプトは受け継がれる。
細部にこだわるデザイン性。シンプルだが考えられている。
画像はMINI R50のエアコン部分だ。出来るだけコストダウンしたい部分である。自動車メーカーは、共通の部品として仕入れたい。しかし、MINIはこの部分にも遊びココロを忘れていない。
MINIのロゴと同じデザインに合わせているのだ。センターロゴの部分に温度、風量を設定。
両サイドの羽の部分を、スイッチとしている。
MINIは自動車創りのコンセプトが明確である。必要な機能を搭載。余分な機能は削除。
日本のものづくりは、多機能だ。多機能すぎて、使い切れない。その良い例が、ガラケーだ。
使い切れない機能を載せることが、差別化と考えていた。機能競争だ。
結果、世界のユーザーからは離れてしまい、取り残されてしまった。
自動車メーカーは、世界市場をターゲットとしているので、その部分は気が付いた。
ものづくりはデザインから。デザインとは、アイデア、考え方、知恵の具現化。
企業規模を問わず、ものづくりはデザインが最も重要となる。デザインは、形状、色、機能だけでは無い。重要なことは、創り手のアイデア、考え方、知恵の具現化だ。
デザインは、プロもアマも関係無い。完成度、精度は異なるが、どちらも尊いのだ。
人間の思考から出てきたものだからだ。
デザインは、思考の具現化である