2020年8月10日号の日経ビジネス「広がる1人製造業、一発屋の乗り越え方」という特集に
コメントさせていただきました。
2012年米国で、クリス・アンダーソン著「メイカーズ」が出版され、今後は小さな一人型のものづくりが顕著になると予想しました。
遅れること8年後、日本でも一人型ものづくりでの起業が増えています。2極化の中で、小規模企業の存在が無視できない状況です。
当初から、一人型ものづくりを提唱していました弊社の考え方をお話しさせていただきました。
世の中には器用な人が多い。ただし、起業と事業の継続性は異なる。
世の中には本当に器用な人が多数います。この才能は、驚愕のレベルです。
ただし、この才能をお金に変えるとなると少し話が変わってきます。
更に、独立し事業として、企業継続(ゴーイングコンサーン)という観点から見ると
器用さだけでは難しいことが多々あります。
ましてや5年、10年と事業を継続するには、マネジメント(経営の経験値)を学ばなければいけません。厄介な事に、この経験値を具体的に落とし込んだ提案を出来る会社、個人は殆どいません。
商売の基本的な事柄を相談できる所が無い。
全体像を語るコンサル系は多数いらっしゃいますが、個別案件となると、結果、やるしか無いという結論が殆どです。
これはコンサルの能力ではなく、商売の特徴で、全てはやって見なければわからないと言う事です。MBAの理論通りにはいかないことを、コンサルも理解しているからです。
教科書的な提案するコンサルは多数います。しかしながら、ひとり型の場合、そこに行き着く前の段階のご相談内容がほとんどです。
仕入れ業者、発注のやり方、支払い商慣習等、基本なことも良く分かりません。
ひとりものづくり起業家サポートは、基本的な部分からの相談からスタートしています。
私自身の経験値から学んだこと、上手く行く方法とこのやり方はマズイということを
織り交ぜてご提案しています。