Think Memo No.254 ダイソーは商売の本質を学べる場所だ。

100円ショップダイソー。今や知らない人はいない雑貨小売り業だ。販売単価が100円なので、チリも積もれば山となる事を証明する会社だ。

ダイソー矢野社長(現会長)の口癖。こんな商売いつ潰れるか分からない。

10年ほどの前の経済雑誌の取材の中で、ダイソーの社長が語っていた。「こんな商売いつ潰れるか分からない。だから見栄を張らない」と。本社事務所も古く、当然社長室は無い。

現在も同じマインドは残っている。何と店舗の蛍光灯を間引いていいるのだ。
零細企業の様に、蛍光灯をあちこち取り外している。大企業となった今日でも。

ダイソーは店舗の蛍光灯を間引き、コストを圧縮している。

1店舗しか見ていないので、その真偽は不明だ。蛍光灯が切れて交換を待っているという感じでは無い。明らかに意図的である。ダイソーの1円にこだわる経営である。

反面、来店客は困らない。お店が薄暗く、陰湿な感じでは無い。気がつく人はいない。
微妙なレベルの調整である。しかし、確実に1日、数千円のコストダウンとなる。
全店規模となると相当な金額となる。これが商売だ。

1円の利益にこだわる経営。ひとりものづくり起業家も学ぼう。

ケチ臭いと笑ってはいけない。大企業になればなるほど、1円にこだわる。零細企業は、ケチ臭いと言って敬遠する。大切なポイントは、1円の粗利にこだわりを持つことだ。

身の回りを見渡せば、利益の種が無数に転がっている。置かれた経営環境を嘆くよりも
まず、やるべき事が多数ある。

ダイソーは商売の基本を学べる店舗だ。全力で吸収しよう。!

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