Think Memo No.262 お酉様へ行く。今年は景色が異なる。どうなる日本経済。

本日、11月26日は三の酉の日である。例年、混雑し、いわゆる密状態である。新型コロナの影響か、今年は閑散としている。あっという間のお参りなのだ。

お酉様とは?良縁を集める縁起物、熊手。

この時期になると恒例のイベントお酉様(酉の市)。関東地方がメインのお祭りで、縁起熊手を購入する。江戸時代からある風習で、有名な神社は、浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)。その他、関東地方には、多くの鷲神社(おおとりじんじゃ)がある。

熊手で良縁を集めるということから、いつしか商売人が好んで行く。
縁起熊手の買い方も、買手と売り手の駆け引きが面白く、買手が値切った後、値切った金額分をご祝儀としてお店に落とすことが粋な買い方。

熊手

新型コロナの影響か?閑散としている境内。

大きな熊手の購入層は、建築関係とスナック等の飲食店が多い。特に、飲食店は営業自粛で風前の灯だ。熊手の購入資金も、運転資金に回るようだ。

これ程、参拝者の少ない、状況を見た事がない。不景気であれば、景気付けに神頼みするのが商売人。神頼みする力も失せたか?

大鳥神社

小さな変化を見逃すな! 未来は今スタートしている。

お酉様の現状が、近い将来の日本経済なのだ。消費マインドすっかり冷えている。内側に籠っている。2021年は大変な年となるだろう。

小さな現実の積み重ねが未来を作る。その為、小さな現実をじっくりと見る必要がある。
現実から仮説を作り、検証することが、変化を乗り切る第一歩だ。