ミシンの調子は音で分かる。調子が悪いと上手く縫えない。耳を研ぎ澄まして、音を聴けば良い。
原因が分かるのだ。
常にメンテナンスが必要なマシン、ミシン。
ここ数日、ミシンを使い込んだ。突然、下糸の調子が悪くなった。糸が絡み出したのだ。心当たりある解決方法を試したが上手くいかない。冷静にミシンの音に耳をそばだてる。
ほんの少しだけ、乾いたスレる音がする。油だ!ミシンが油を求めているのだ。
そう、ミシンは常にメンテナンスが必要なマシンなのだ。つい、忘れてしまう。
機械は油が必要だ。油が染み込むまで一定の時間が掛かる。
調子を見ながら、ミシンを回す。油を差すポイントはいくつかある。油の量を注意深く、機械の部品に染み込ませる。ミシンの音が変わるまで、一定の時間が掛かる。焦ってはいけない。
自然と調子が上がって来る。機械本来の音が出て来るのだ。乾いた音はしない。「良い感じだ」
機械には油が生命線であるが、調子が良いと忘れてしまう。
始業点検とメンテナンス。
1)スタート前、ほんの少しの油を差す。1滴〜2滴がポイント
2)週一回は、ミシン内部の掃除をしよう。
3)出来れば、1年に一回、ミシン屋にプロのメンテナンスを依頼する。
4)常に機械の音を聴く!異変はすぐ分かる。