中国のアパレル工場の最新の情報だ。不要な在庫を抱えることがなくなる生産システムである。
今後、多くの工場がこのシステムを取り入れるだろう。
必要な時に必要なだけ作る。最新のアパレル工場。中国
シュンシーデジタル工場。中国、杭州に位置する、アリババグループの作った工場だ。
アリババはD2Cのコンセプトから既に、C2M(customer to Manufactory)へ移行していることは、以前のブログで書いた。
ユーザーのニーズを直接的に商品化する、デジタル情報を基にした、工場なのだ。
いわば、無駄な商品を作らない。必要な商品を作り、即座に配達する。
究極はオーダーメイドシステム。あなたの欲しいものを即座に作る!
ユーザーのニーズは千差万別だ。人により異なり、生活環境にも大きく影響される。個人のニーズを商品することは、工業製品では難しい。現実的には不可能である。
AIシステムはこの不可能を可能とした。顧客からのオーダーを自動ロボットが作るのだ。
24時間体制で、ロボットが生地を裁断する。CAD/CAMを使うので、1枚から出来る。
ひとり型工房は、オーダーメイドが可能。日本の小さな工場は工房化する。
ひとり型工房は、大量生産には向かない。顧客に向き合い、ものづくりすることは得意だ。
今後、日本の小さな工場は、工房化していく。デジタルと真逆であるが、ゴールは同じなのだ。
重要なポイントは、デジタルとアナログの両刀使いだ。どちらも否定してはいけない。
世の中の流れを正しく見ることと、自分のビジネスに落とし込むことだ。ひとり型でも出来ることはある。