Think Memo No.313 配送システムは重要な道具。

世界の配送システムは脅威である。中国、深圳から僅か3日で荷物が手元に着く。

今や、重要な道具の一つ。配送システム。

日々配送業者を使っている。それもスケジュール通りにモノゴトが運ぶ前提である。天候不順となる可能性は最初から頭に無く、当たり前の様に全てが上手くいくと盲信してるのだ。

配送システムのインフラは企業が担い、人が動かしていることをつい忘れてしまう。我々の見えないところで、システムが動き、商品を配達してくれるのだ。物流は、三国志時代から最も大切にされてきた戦略の一つである。

昭和40年代は、個人向けは郵便小包と駅から荷物を送る方法しかなかった。

子供の頃の記憶の中の一つに、大人と一緒に隣の駅まで行って、そこから荷物を出していた。木箱に荒縄という形状だ。

白い荷札の先に針金状の物がついてい、それを荒縄に取り付けていた。当然、到着日などは不明である。待つのみである。

練馬駅 練馬区役所HPより

高度成長期に物流システムが発展した。

ヤマト運輸、佐川急便など多数の物流企業が、この時期に発展し、物流システムの構築に寄与した。さらに、ネット時代に入り、システムは劇的に進化し、反面、問題も健在化した。

物流システムを使えば、翌日に到着する地域が結構ある。

アウトドア・アトリエでは、宅急便をメインに使っている。多くの地域が翌日到着の配達地域だ。配送コストは掛かる。自分で配達することを考えれば安い。

物流を制するものは、ビジネスを制す。

三国志時代から、敵の物流システムを制することが戦略上の大きなポイントであった。これは現代でも当てはまる。

単純に物を運ぶことから、倉庫機能、検品機能、顧客管理等その幅は広がる一方である。

倉庫機能

極論すれば、ひとりものづくり起業家であっても、物流会社を戦略的に使えば、かなりのビジネスを回すことができる。
アトリエやカフェにいながらにして、ビジネスを展開できる時代だ。