Think Memo No.323 一澤信三郎帆布からの学び

時代に遅れ続ける」1905年から変わらないものづくり。これが一澤信三郎帆布のコンセプトだ。

工房運営の先駆者。一澤信三郎帆布。

信三郎社長には、一度だけ会ったことがある。仕事では無い。京都のお店に立ち寄った際、道端で雑談を交わした程度である。

当時、色々と揉めていた中で、ほんの数分交わした言葉だ。
ものづくりへの熱い想いだった。

初期段階から、製造小売を目指す。

自分達で作って、自分達で売る。今でも受け継がれている経営方針である。職人も若手が多く、スタート時はみな素人である。

何年もかけ、プロの職人に育て上げる。職人は販売も手伝い、お客様からのニーズを聞く。

時代の流れに安易に迎合しない。ただし、お客様の声は聞く。

いわゆる、流行には乗らない。自分達のやり方を貫き通す。社内にはデザイナーという職種は無い。

全員で考え、お客様の声を聞き、新しい商品を開発する。
自分達で試行錯誤しながら製品化していく。
そこに迷いは無い。