Think Memo No.339 トイレメーカーTOTOは凄い。アフターフォローは見習いたい。30年前の商品も修理可能。

TOTO。今や世界有数のトイレメーカーである。殆どの人は知らないが、アフターフォローが素晴らしい。メーカーであれば参考にしよう。ものづくりにこだわる品質である。

30年経っても部品を供給し続ける製品寿命に対するこだわり。

長年使う水洗トイレのタンクから少しづつ水漏れしている。経年劣化ではよくあることらしい。いわゆる「チョロチョロ」漏れと呼ばれている。実はこの修理は素人でも出来るのだ。ググれば修理方法は簡単に見つかる。

部品もアマゾンで入手できる時代なのだ。凄いことは、部品を供給し続けていることだ。オフィスのトイレは古い。
30年ほど前のモデルだ。古いモデルにも合う部品がある。

修理を前提とした商品開発。共通部品の多用。

基本的にトイレの商品寿命は長い。家電の様にすぐに計画的陳腐化はできない。5年ごとにトイレを変えたという話は聞いたことがない。数十年単位であろう。対応できる修理部品を持つことがメーカーの使命だ。

共通する部品を用いて商品の開発をしていると思われる。製品ごとに部品が異なると莫大な在庫量となってしまう。
交換作業も最低の手間でできるよう開発している。複雑ではない。

部品共通のアイデアは取り入れることが可能。すぐに真似をしよう。

共通部品を多く使うことは、我々でも可能だ。すぐに取り入れることができる。また、商品開発の段階で
修理可能なデザインにすることも可能だ。今後、メーカーは長く使えることが前提となる商品開発が基本となる。

アウトドア ・アトリエの商品も30年前の商品を修理することは可能だ。YKKのファスナーは今でも共通の仕様である。共通部品を使い、クリエイティブな商品を作ることがメーカーの使命だ。