Think Memo No.389 ミシン用アタッチメントの重要性

工房道具の一つ。ミシン用アタッチメント。縫製する対象素材に合わせて使う。アタッチメントの選択が効率アップするポイントだ。

工業用ミシンは、縫製対象の素材に合わせて、カスタマイズすることができる。
カーレースで路面状況に合わせて、タイヤ、ミッション、エンジンなど変えていく
作業と似ている。

生地の厚さ、表面加工の状況、使用するパーツなどで、最も効率的なセッテイングを
見つけることが経験値だ。

画像は、ミシン用アタッチメントといい、加工しながらテープ状の部品を付けて道具。
通称、ラッパと呼ばれている。楽器のラッパに形状が似ているためその名前がついたかもしれない。

アタッチメント

その他、直線をより効率的に加工するための、押さえと呼ばれるものがある。
加工の種類と同じ位、アタッチメントがある。

プロはこの道具を上手に使う。知人の凄腕カバン職人は、何種類もこのアタッチメントを所有し、
状況に合わせ使いこなしている。

昭和の時代、アタッチメントはミシン屋が作っていた。ハンダゴテとペンチで、顧客のニーズに合わせて加工していた。
凄腕のミシン屋のオヤジが、店頭で器用に作成していた。絶滅危惧種である。

アタッチメント