Think Memo No.394 二極化する縫製工場。

劇的に忙しい工場と仕事が薄くなり、アルバイトをする工場。今、縫製工場の現場は完全に二極化している。
その差を生む原因は、変化に対応する経営者のマインドだ。

今後、更に変化する縫製工場

安い加工賃でも、泣く泣く仕事をこなす工場。高品質で高加工賃だが、特徴ある仕事ができる、唯一無二な工場。
その工場は生産キャパが来年3月迄一杯。

前向きの話に聞こえるが、加工賃自体の上昇は少ない。
なぜなら、大手が年間契約で生産スペースを確保している。
コストはギリギリだ。気持ちとしては、新規の高価格工賃仕事を受けたいが、継続性に疑問だ。

面倒な仕事を避けていた工場は、仕事自体がフェードアウトする。

自社の生産ラインに合う仕事ばかりは無い。時代が少ロットである。テキパキとこなすしか無いのである。
円安時代に入り、更に国内工場は選別される。日本に仕事が戻り、皆ハッピーでは無い。選別される時代なのだ。