中国縫製工場が次世代に転換し始めている。提携している中国縫製工場の情報によると中国国内のオーダーが増えているらしい。これは時代の転換点の訪れである。
歴史は繰り返す。日本も同じを道を歩んできた。
日本は戦後、海外からの生産を主に国内工場で賄っていた。特にアメリカから、凄まじい量のオーダーがあった。当時のメイドインジャパンは粗悪品の代名詞。10年前のメイドインチャイナと同じ状況であったのだ。
その後、アメリカからのオーダーがだんだん減る。
日本はオイルショックで国内生産に転換した。今、中国がそのような状況になっている。コロナ禍で大きな転換をしている。
今後、中国の工場はどんどん国内生産が増えていくだろう。中国国内の賃金が上がり、裕福になっていくのだ。
では、日本はどうなるのだろうか?国産で生産するしか方法がないのかもしれない。中国より低賃金である日本工場。
そんな姿を見たくない。ますます混沌とする時代である。
