NHKスペシャルの番組を見た。中小企業の廃業予備軍が 31万社あるらしい。自身の周りでも、廃業、倒産の話は結構聞く。気持ちが暗くなる内容だ。
ここは、視点を変えてみよう。廃業ではなく、次世代に引き継ぐ為の過渡期と。
チャンス到来の時代なのだ。ポジティブにそう考えることにした。
後継者不足の中小企業。31万社が廃業予備軍。
昭和時代は、ファミリーが起こしたビジネスはファミリがー引き継いだ。多くは、長男かムコさんであった。
現在は、中小企業経営が、非常に厳しい時代なので、大学を出た子供達は、大企業に就職する。
親もそちらを勧める。その為に、多くの中小企業が後継者不足となる。
従業員が引き継ぐ会社であれば、御の字である。幸せな企業だが、従業員も社長の苦労を見ているので、そこには飛び込まない。
国も積極的な廃業をバックアップ。
年老いた経営者が、廃業により、全てを失う様では社会的に大きな問題となる。
ソフトランディングが出来るように、国も金融機関と連携して推し進める。
しかしながら、自ら止める事を判断する事は、経験上非常に難しい。
自分の会社は、経営者にとっては、分身なのだ。
残された手は、自分の事業を起業マインドある人に譲渡するしかない。
大廃業時代は、起業時代への入り口である。
いよいよ、複業時代に入る。ひとりの人が、いくつかの仕事を持ち、働く時代になるのだ。
マルチワーク時代の到来である。
アウトドア・アトリエのサポートの個人も、皆、複業、兼業。
サポートを受けている人は、片手間では無い。真剣に取り組んでいる。ある人は、週末起業家として動く。また、すでに起業している人は、自社の将来の為の投資として、異業に参入している。
共通して言えることは、皆、本当に器用なのだ。驚く。
同時に、一攫千金の人はいない。地に足が着いている。
いわゆる、情報商材に踊らされて、右往左往する人もいない。
だから、上手く行く。
大廃業時代は、視点を変えれば、起業自由化時代なのだ。